いつかはペーパーバック
楽しみとしての英語


 通りに面したオープンカフェで、好きな飲み物を飲みながら、ペーパーバックを読んで過ごしている風景って、カッコイイですよね。

 南の島の浜辺で寝そべりながら、ビーチパラソルの下で、のんびりとペーパーバックを読むってのも絵になりますね。

こんな、イメージを実現する方法を紹介します。
「辞書なしでいっちゃおう」でも書いたのですが、簡単な文書を大量に読むことは「いつかはペーパーバック」を実現化する近道でもあります。

3つの原則を守って、読書楽しむことができれば、読書力がついてきます。
 1.辞書をひかない
 2.わからないところは飛ばす
 3.つまらなくなった本は、後まわし


実感は、少しずれてやってきます。感覚としては、以前より少し読むことが楽になってきたぞ、っといった感じです。
逆の言い方をすると、1冊読んでも、変化が少なく分かりにくいということです。
でも、確実に1冊分の力がうっすらと、目に見えない程度に付いていきます。
目に見えない程度なので、「いつの間にか」実力がついているのです。
ほとんど水にしか見えない薄墨を半紙に何度も塗っていくと、いつの間にか絵が浮き出してきます。こんな感じで、英語が浮き出てきます。

人は好きなことは長続きしますが、いやなことは3日で終わります。この原理にのっとると、好きな本を選ぶことは長続きさせるために、とっても重要なポイントになります。
よく、勉強だと思ったところから、「英語の勉強=いやなこと=3日で終わり」のマイナスの連鎖が成り立ってしまいます。
そこで、このワナに落ちないように、「英語の好きな本、絵本=趣味=続けられる」のプラスの連鎖が起きるような仕組みを作ります。

この学習方法は、短距離走ではなく、毎日続けるジョギングです。とにかく、無理をしてはいけません。無理ができるのは、固い意志を持ち続けられる人だけです。もし、自分は意思が弱いんだよ、と思う人は、とにかく、がんばらないでください。


子供と一緒に100万語

簡単な絵本は、親子で楽しむことができます。
何しろ、絵を見ていると、ストーリーが想像できるんですから。

「本を読むのは分かったけど、発音はどうなの?」って声が聞こえてきました。
「親が音読して、間違った音が子供に入らないの?」って声も。

結論から言うと、「だいじょうぶ!気にしないで。」です。
確かに、親の声しか聞かせなかったら問題かもしれません。
でも、文明の利器TVを使えば、一気に解決。NHK教育では、子供用英語番組が何本を放送されています。正しい発音は、TVにまかせてしまいましょう。
親が読んで聞かせてあげることは、子供がお母さんと同じことを共有している安心感をあたえ、英語を「楽しいことの分類」に入れてしまうことです。楽しくさせてしまえば、あとは、ベルトコンベアに荷物をのせたのと同じで、勝手に前に進んでいきます。そのためにも、楽しくなる仕組み作りが大切です。

子供の場合、小学校6年生までに、50万語を目指す目標はどうでしょう。

子供と一緒にはじめると、同じ家の中に、価値観を共有する人がいると長続きしやすいので、一緒に楽しむのは、とってもいいことです。

とりあえず、1冊から楽しんでみませんか。
1冊目が終わるころには、きっと、2冊目が、書棚で手招きしていますよ。

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