作家の目
レイチェル・カールソン/ 葉照明/ 斉藤惇夫/ 清水真砂子/ 山本容子/ 椎名 誠/ 中川李枝子/ 長 新太/ 柳田邦男/ 五味太郎-
レイチェル・カールソン
「センス・オブ・ワンダー」 -
子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。
残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄み切った洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、 あるときはまったく失ってしまいます。
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葉照明
「心に響く声 WORDS AND VERSE」 -
自分で限界を
もうけないで
思い切りやりなさいそれが人々や世界の
ためであればある程
見えない次元の
無数の援助があります
安心してやりなさい!
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- 斉藤惇夫
「現在(いま)、子どもたちが求めているもの - 子どもの成長と物語 -」 -
感受性においてどうしても彼らにかなわない私たちおとなは、 せめて奥付(書物の巻末の、著者名や発行年などを記した部分) を見るという習慣だけはつけておきたいものです。
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- 清水真砂子
「子どもの本とは何か」 -
人生は生きるに値するというのは、別の言葉で言いますと、 子どもの文学というのは、「めでたし めでたし」で終わらなくてはいけないということです。 つまり、ハッピー・エンディングでなければいけない。
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- 山本容子
「わたしの美術遊園地」 -
「作家というのに年齢は関係ない。
40歳の私が、この前にいる19歳の女性とライバルになるかもしれない。
それに才能は、性別、年齢、国籍を超えてあるものだから、学歴などは何の役にも立たない。
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- 椎名 誠
「絵本たんけん隊」 -
ぼくは福音館書店のお勉強絵本というのはわりと好きで、 かなり子ども用の絵本でも、モノを書くうえで基本知識を得ることができるんです。
けっこう、家でひとに見られないようにして、密かに絵本で勉強しているんです(笑)。
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- 中川李枝子
「絵本と私」 -
<歩こう 歩こう>
「今、トトロを上映中の映画館では、日本全国どこへいっても、 フィルムが回り出すと途端に客席が『歩こう 歩こう』の大合唱になるそうですよ。
子どもたちがいっせいにうたうんですって。こんなことは映画史上初めてです。」
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- 長 新太
「絵本画家の日記」 -
◯月◯日
「センダックは、スゴイですよお!」
「エッツは、いいですよ!」
「ワイルドスミスはキレイですねえ!」
「シュレーダーは、ウマイです!」
「マックロスキーは、やはりいい!」
「ミュラーはウマイです!」
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- 柳田邦男
「絵本の力」 -
童話の世界というのは、シュールといっていいような、突拍子もないことがいろいろ起こる。
それがときには、非常にコミカルに面白く描かれていたり、ときにはジーンときたり、シーンと静まったりする雰囲気で描かれる。
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- 五味太郎
「絵本を読んでみる」 -
絵本というのは案外、メディアとして図太くて、こういう差異にはそれほど侵されないんじゃないか、という気がするのね。
ぼくは絵本て、基本的には こういう翻訳の「誤差」に耐えられるんじゃないかと思っている。
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