2005年10月31日

浮かれても、大切なこと。

ハロウィン話をもって友人宅訪問。
「アメリカの文化ばかりじゃなく、日本の文化も、もっと気合いを入れて子どもに伝えなきゃ。」
ってところに話が落ち着く。
「読む力は生きる力」の脇明子さんもそのことを、どうして伝えなければいけないのか、分かりやすく書いている。
人間は生きていくためには、衣食住に加えて「自尊心」が必要。
「自尊心」とは、「いくらかの場所を占領し、食べ物を食べ、水を飲み、空気を吸っていてもかまわないと思うこと。」
身のまわりのもの事を楽しみ、生活にちょっと手間をかけていろどりを添えることは、人間にささやかな自尊心を与えてくれる。そうやって、手にいれた自尊心はささやかであってもゆらぎはせず、積もり積もってしっかりしたものに育っていく。
それがあれば、勝ち負けに悩むことも、他人を見下すこともなくゆったりと構えていられるし、年を取ろうと、貧しくなろうと、逆境におちいろうと、自尊心をまるごと失ったりはしない。それが文化というもののありがたさで、大人はその楽しみ方を子どもに手渡していかなければならない。
そういえば、私の今年の目標、「生活を楽しむ」でした。

投稿者 : 15:48