2006年03月16日
中世の笑い
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3日ぶりに、自分の時間らしい時間をを確保。
昨日借りてきた本を読破!
「「悪い子」のための怖くて不思議な童話集」 ルートヴィヒ・ベヒシュタイン
ベヒシュタインはグリムとよく比べられる人。
彼はグリムと同時代のドイツの人で、同じく童話伝説収集作家。
読んでみると、エグくてエロい。
こりゃ、長年研究者の中では、批難、無視されてきたわけだ。
でも、民衆には支持され、個々の童話の復刻版がグリムより多くでた、唯一の作家なんだそうだ。
日々の苦しい生活の中で、ベヒシュタインのユーモアや社会風刺など楽しんでいたのでしょう。
人々の共通の話題だったのかな。
そんなこと思いながら読んでいると、この人間くさくしたたかな、登場人物たちに非常に親近感を感じる。
人間って、時代を経ても根本はやはり一緒なんだな。 -
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