2006年06月13日

川端誠さん講演会

20060613kawabata.jpg約1年ぶりです。
前回は、浜名湖ロイヤルホテルでの講演会。
その模様は、このHP「絵本・まみむ目」にご紹介した通り。
今日は、スタッフとして会場の裏側を見る事が出来ました。
出版社が関わっていない場合は、ボランティアの熱い思いと、
奉仕の心で成り立っているのがよ〜く分かりました。
大盛況でチケットは5月末で完売。
キャンセル待ちの方がかなりの数です。
会場のイス出しも前後左右一杯まで出していると、
「ここは、見にくいよ。」と川端チェックが入ります。さすが〜!
幼稚園の絵本クラブ員さんで、初めて作家さんの講演会に行くという方には、一押しの作家さんというふれこみをさせていただきました。
なんたって、絵本会のエンターティナー(私、命名)ですから!
「去年のロイヤルホテルでも楽しませていただきました。」と言ったら、
「あ〜、じゃあ聞いた内容だったねぇ〜。」と、川端さん。
「いいえ、今回、もっと楽しかったです!」ニッコリ!
作品紹介のスライドは同じのを使っていますが、話す内容が一段と詳しくなっていました。
笑わせるわりには、「人生訓」のようなハッとする言葉が入るのですが、こちらも増えてましたね。
前回は、我が家でも流行った「始めれば終わる。始めなければ終わらない。」
この言葉に匹敵するキラキラの言葉は?
「作り手が疲れていれば、読み手が疲れない。」
「めんどくさい方が面白い。」
笑いをとってばかり、(でぶやの石塚くんの間の取り方にそっくり!)の川端さんですが、
作品同様、かなり講演会の構想も練り上げている感じがします。
つかみは、軽いタッチの話から始まり、次に「開き読み」も含んだ、スライドでの作品行程説明。
最後には、必ず「人生訓」に匹敵するキラキラ言葉。
アンド、必ず入れる泣かせるエピソード。  
も〜、パーフェクト!!
意図してなくても、構成力バッチリの講演会で、安心して楽しむことが出来ます。
エピソードは、ほんとにお母さん方の心にジ〜ンだったはず。
私ももちろん、ジ〜ン。。。


講演会の「開き読み」を聞かれた方が、その絵本を買って読むと「川端さんの声がうるさい。」と。
講演会の時に読んでくださったのが印象に残ってしまったのですね。(笑)
で、その方のお嬢さんが東京の大学に行っているのですが、帰省するたびに段ボールの中の絵本を2〜3冊持って行くのだそうです。
何故かと聞くと「お母さんの若い時の、読み聞かせをしてくれた声が聞こえる」と。

これが絵本の力かぁ〜!
川端さんじゃないけど、ハンカチを目に「いい話やぁ〜。」(笑)

投稿者 : 17:02 | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL

http://mommy-s.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/184