2006年11月09日

「はてな?」 月 ~その1~

小学校4年生の理科の授業で「月の観察」がある。
学校から、10月29日前後の半月(午後6時)と11月4日前後の満月(午後7時・8時)の様子を観察し、月の出ている方向や高さをカードに記入する。を親子一緒にしてほしいとの依頼のお手紙が届いた。防犯面からの依頼だが親子で観察するのはとても楽しい。
<10月30日 午後6時>
 絶好の観察日和!暗くなった南の空にきれいな半月がぽっかり浮かんでいる。
早速マンションのエントランス前で、T太郎が辺りの風景(家や木など)をスケッチして月の位置を記入した。
しかし、うちのマンションは坂道に建っていて、ここから見える家並みは右に向かうほど高くなっている。もちろんT太郎のスケッチはそれを上手く表現できる技量はなく、時間を経過した月の様子をスケッチで表し、高さを比べるというのは至難の業だ。
上手く月の高さを比べられる方法はないかなぁ?と頭をひねっていると「そうだ!これを今日の「はてな?」にしない?」のR太郎の一言で『月の高さは、時間で変わるのでござるか?』が「はてな?」ノートに書き込まれた。
3人で、ない知恵搾り出し「いいんじゃないソレ!」と、ひねり出したのが「指さし法」
  『指さし法』:ひとりが決まった場所に立ち、片目をつむって月を指さし、指さした腕と身体のなす角の大きさを比較する。もしも、その角度が大きくなれば月は高く昇っていることになるし、小さければ低くなり沈んでいることになるはず…。
と仮説を立て、高さを記録し午後7時を待った。
<10月30日 午後7時>
なっなんと!!エントランスに出てみると、月はマンションの影に…。
はぁ~1時間で結構移動するんだなぁ。T太郎は仕方なく「こんな感じかなぁ」と先程のスケッチに月の位置を書き込む。観察点を少し移動して、とりあえず「指さし法」をやってみたが、やはりこの方法は、あまりにもアバウト(涙)。精度に欠けるとは思っていたが、定性くらいは出来るだろうと高をくくっていた私。1時間ごとの微妙な変化が捉えられず、子ども達は「わっかんないねぇ…、神様!」とのたまう。
(失敗は成功のもと~平気!平気!~)
  =気がついたこと=
1. 観察は広い視界が確保できる場所で行うこと。
2. 観察は坂の途中などではなく水平なところで、比較する建物も平らな場所に立っているところを選ぶこと。
3. 正確に月の位置や、高さを知る方法がないか調べること。
今回は「はてな?」を見つけ仮説を立て、調べるというところまできました。
次回 寺子屋 乞うご期待

投稿者 : 18:59 | トラックバック (0)

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