2007年08月14日
「ミス・ポター」
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「ミス・ポター」は、ピーターラビットの著者、ビアトリクス・ポターの半生を描いた映画です。
100年前の英国の封建社会であっても、彼女は随分芯のしっかりした女性でした。
だからといって、高慢だったり横柄だったりするのではなく、反対にとてもかわいらしい女性です。
レニー・ゼルウィガーのはにかんだ笑いが、きっとポターはこんな人だったんだろうなと思わせるもので、ナイスキャスティングでした。
「絵本を勉強するなら、絶対に外せないでしょう、ポター。」と熱く彼女を語った斉藤敦夫さんの講義を受けた時、ポターの生き様は聴いており、その時すでにトリビアの嵐でした。
映画には、キノコ研究のことは省かれており、ナショナル・トラスト運動の先駆者になっていく彼女も少しだけ。
メインは、「ピーターラビット」を世に出すあたりの担当編集者との純愛です。
彼女の人生のある一部分を切り取ったものですが、とても切なくて美しく、伝記映画というより、純愛映画。
「ピーターラビット」が好きな人も、そうでない人も。。。 -
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