2007年09月30日

ペイ・フォワード  可能の王国

20070930eiga.jpg 「ハチドリのひとしずく」と同じくせつないけれども、力強い映画でした。
中学1年生の社会科の課題が「世界を変える」こと。
—人から受けた好意を別の人へ回す—という、アイデアを考えた男の子の物語。
性善説を説くよりも、悪も含めて人間って愛すべき存在と思える、人間を信じられる、胸にグッとくる映画でした。
たった一人の力でも、世界は動くのです。ヤヤダダに見せて良かったと思った映画です。
 
ヤヤダダが生まれる10年以上も前の話。
韓国に旅行中に、鉄道の駅がどうしても見つからず、右往左往して困っている時に、助けてくださった老紳士。
「韓国旅行中、何か困ったことがあったら、ここに電話しなさい。
昔、日本人に親切にしてもらったからお返しなんだよ。」と言っていた。。。
アメリカでも、田舎のある町で、泊まるホテルが無くて困っている私と友人を、助けてくださった女性がいた。
彼女も、「昔、日本人にとても良くしてもらったことがあるの。だからあなたたちにお返し。」と言ってゲートのあるコミュニティ宿泊施設を特別紹介してくれた。(紹介がないと入られない場所)
人から受けた親切を他の人に返す。
またその親切を他の人に返す。
何年たっても感謝の気持ちと共に、忘れない優しさ。心の奥がほっこり暖かくなる。
私のペイ・フォワードを心に留めた出来事だった。

投稿者 : 18:27 | トラックバック (0)

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