2008年03月06日

「イルカの島」

20080306hon.jpgこれ、本当の話でしょ〜。(笑)  
 
SF界の巨匠アーサー・C・クラークさんのちょっと異色の本「イルカの島」。
たまたま自分の家の前の海で、エンジントラブルで止まったホヴァーシップに密航した少年ジョニー。
その船が沈没してしまい、海上に取り残されたジョニーを、なんと一群のイルカたちが助けてくれる。
そして、彼らに運ばれていった先では、オーストラリアの孤島で科学者たちが、イルカの研究をしていたのだった。
 
少年冒険小説とも言えるのだろうが、イルカは私にとって特別な存在だったことを思いださせてくれた。
その昔、イルカの本を読みあさり、野生のイルカに会いに何回も旅をした、そんなことを。。。
 

アメリカのフロリダには、ハンディキャップを持つ子供たちにイルカのヒーリング能力で、治療をするという場所がある。
その名も「ドルフィン・リサーチ・センター」。
ここを最初に訪れた時、悪いことにちょうど休館日に当たってしまった。
あきらめきれずスタッフに、この旅の目的がこの場所だということを熱意を持って伝えた。
すると、スタッフの一人のリラさんという女性が、「あなたは日本人なの?」と聞いてきた。
そうだと答えると、「OK!行きましょ。」とイルカの所に案内してくれるではないか。
道々、リラさんが言うには、日本にいたことがあって、日本人にとても親切にしてもらったそうなのだ。
イルカたちは、普段は外海と繋がっているプールの中にいるらしい。
リラさんが呼ぶと、夢にまで見た、イルカたちがそこにいるではないか。
ジーッと観察する彼らに、心の中で語る私。
しばらくすると、その中の1匹が、私の方に海藻を口にくわえて投げてよこす。
バサッ バサッと、何回も何回も、幾つも幾つも。。。
リラさんが大笑いして「あなたのことが好きみたいよ。」と。
 
クラークさんもこのイルカの不思議な能力を知っていて、この本を書いたに違いない。
フィクションとして読めなかった私だった。

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