2008年10月05日

飛べとべ、紙ヒコーキ

20081005hikouki.jpg紙ヒコーキの本「飛べとべ、紙ヒコーキ」を以前買ってきたのだが、この頃、ダダブームになっている。
暇さえあればこの紙ヒコーキ折りに凝っているダダ。
うまくいかないと、涙までうかべて作り直している。
 
著者の戸田拓夫さんは、大学の2年間 闘病生活を余儀なくされ、夢も希望もなく紙ヒコーキばかり折っていたという方。
今は、<宇宙ステーションから紙ヒコーキを飛ばして、地球に帰還>というプロジェクトも進める、日本屈指の紙ヒコーキ研究家で、紙ヒコーキ協会の会長としても有名。
その戸田さんのこの本には、ガイドブックの他に、すぐ折れる紙が100枚セットされている。
 
今日は、浜松基地の航空祭。
朝、早くから何機も飛んでいく。。。
と言うわけではないけれど、朝からダダと一緒に紙ヒコーキで盛りあがっている我が家。 
空をみれば、ヘリコプターにエーワックス!
「外で飛ばしてみようか!!」
 

20081005hon.jpg今まで作りためた紙ヒコーキと、木に引っ掛かった時の救出用に虫取り網とメジャーを持って公園へ。
ほんの少し翼を曲げたりするだけで性能が変わるのも面白いし、パイロットの技術的なことも作用しているのも面白い。
奥が深いねぇ〜。
紙飛行機に、戸田さんがつけた、それぞれのネーミングがカッコイイ!!
<スーパーフィン><フライヤー号><はばたきカモメ><ハヤブサ>etc...
結局、ヤヤの折った<スライダー>という紙飛行機 で、母 パイロットが15m弱まで飛ばした!!
 
この本の後書きで語るフィリピンの思い出が、戸田さんの想いにあふれていた。
「風の谷のナウシカ」に似た片田舎。
さわやかな風が吹く高台に立つと、ふと紙ヒコーキが飛ばしたくなる。(戸田さんですものね!)
そこで、会社のレポート用紙で、<ロングプレーン>を折って谷に向かってスーッと飛ばす。
現地の人たちの注目の中、はるか谷間の村に向かって飛び、最後は点になって消えてしまう。。。
そのマジックを目のあたりにして、子どもばかりか大人までが目をみはり、まるで魔術師を見るように口をあけて見とれてしまったのだそう。
その中の一人が「日本人はみんな、こんなことができるのか?」とたずねる。
戸田さんは、こっくりうなずいて「ああ、日本人はみんな折れるよ。」
世界に誇れる日本のオリジナリティがここにある気がして、ぜひそうあってほしいという思う気持ちからこう答えたんだそう。
1枚の紙に科学的な価値を与えるー 紙ヒコーキ ー
日本人の心も伝えているらしい。。。

投稿者 : 12:15 | トラックバック (0)

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