2006年11月14日

「はてな?」 月 ~その2~ 

20061109tsuki.jpg今回の寺子屋は月の観察その2、前回の失敗で学んだ問題点を解決しよう!!
 前回でた問題点 1.観察時の広い視界の確保
         2.水平の観察地点の選択
         3.月の位置と高さの測定法 
2回目の観察日11月4日(満月の観察)は、ちょうど土曜日にあたる。と言うことは…。
そうです!天文台が毎週土曜日に行っている天体観望会の日ではありませんか!!
これはもう行くしかない!
観察場所は浜松市天文台に決定。これで問題点1・2が解決(?)(観察地点を前回と変えるのは、比較の点から良くないが前回の失敗があるだけに、この際仕方ない。)
問題点3.これは調べるより他ないので、小学校図書室と市立図書館で月に関する本を借りる(コンピューター検索にも子ども達がチャレンジ)、そしてインターネットでも検索作業をした結果、わくわく理科タイムの“月や星の位置の調べ方”に高度計の作り方を見つけた。早速、T太郎が手持ちの材料で高度計を製作、方位は方位磁石があるので問題なしだ。これで、準備O.K.土曜日を待つのみ。
<11月4日 午後7時>
今日も月の観察ベストコンディション。いつものように辺りの風景をT太郎がスケッチして、月の位置を書き込む。ここまでが宿題にあたるのだが、方位磁石と高度計で月を観察し1時間後の月の様子がどう変わっていくのかを待つ。
午後7時:方位 東~東南東の間(105度) 高度 40度
<11月4日 午後8時>
外に出て、月を見た瞬間T太郎が「上がってるよ!」と声をあげた。
本当だ、一見してわかる。早速、方位と高度を記録する。
  午後8時:方位 東南東~南東の間(120度) 高度 50度
「1時間で10度高度が上がっている。」とT太郎が言うと、近くにいらした天文台の職員の女性が「夜の12時まで月は昇っていって、丁度真上にくるんだよ。それから、だんだん沈んでいくのよ。」と教えてくれた。それを聞いた私達、T太郎の測定結果の“1時間に10度ずつ登っていく”が正しければ…と考えた。「90度が真上だから…、このままいくと…、あっ、12時!夜の12時に真上に来るよ!!わぁ~。」 となりで女性の職員の方がニッコリ微笑んだ。
あぁ~できる事ならば、月が登りつめて沈むまでの観察をしたいところだが、それはまたの機会のお楽しみに取っておくことにして、天文台をあとにした。
宿題はかくして終わったが、R太郎は『どうして月は、形が変わるのでござるか?』を「はてな?」ノートに新しく書き込み、最近良く月を見上げるようになった私達は、「あれ?月の出る位置(方向)が前と違うねぇ。」と月への興味はまだまだ続いている状態です。

投稿者 : 08:59 | トラックバック (0)

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