2007年11月08日

小松崎進先生 講演会

20071108kouenkai.jpg「この本だいすきの会」という全国展開している読み語りの会の浜松支部を、友人のさくらちゃんが立ち上げました。
今日、その発足記念講演会に行ってきました。
さくらちゃんから、お噂は聞かされていましたので、絶対にお会いしたかったのです。
ほんとに行って良かった〜。好々爺とは、この先生のような方のことでしょうか。
見るからに穏やかで、初めてお会いしたのに、先生の側にいるだけで癒される感じです。
かなり大きい大学の講堂を「立ち見」まで出すほどの先生とはお聞きしていましたが、お会いしてしっかり理由が分かりました。
ほんと、オーラがちがいます!!
元小学校の先生だそうですが、こんなお優しい先生に教わった子らは、どんなに育ってるの?と思うと、いまだに先生を囲む会が幾つもあるそう。
分かるなぁ〜。
その囲む会でも、読み語り。(笑)
40代、50代、60代  の教え子に思い出の絵本を読んであげるのです。
今日ほど1番前に座って良かったと思った日はありませんでした。
 

先生のいぶし銀の「読み語り」をまるで、私だけにしてもらっているような至近距離で聴けました。
何が違うのでしょう?
絶妙な間? 落語の真打ち、それも大御所の語りを聞いているような、そんな気がしました。
学級崩壊状態の学校へおもむき、「読み語り」をなさって、その荒れた子どもの心をわしづかみにしてしまう話は、
この先生を知ればうなずけます。
障害者の学校での読み語りの後に、小さい女の子が小松崎先生の肩を触ります。
座れと言うことだと思い座ると、なんとその女の子はペロペロ、小松崎先生の頬をなめるんだそうです。
されるがままにしていると、担任の先生が、この子は本当に読み語りが楽しかったんだろうと泣かれたそうです。
小松崎先生の「読み語り」がこんなに人の心を掴むのは、やはりこの先生のにじみ出るお人柄からなんだろうと思いました。
一生で一回しかお会いできないかも知れない方であっても、一生涯忘れることが出来ない ということがあるものです。

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