2008年01月18日

世界の人々に出会って

20080118sakamoto.jpg「4年3ヶ月も有給休暇をもらって世界一周5万5000キロを自転車で走ってきちゃった男」本の副題にはこう書かれている。
そのご本人、坂本 達さんが書かれた「やった。」「ほった。」を今、読み終えた。
去年の12月のラボパーティーの記念講演会が、まざまざと思い出された。
ギニアの民族衣装で登場され、人なつっこい笑顔で、会場を沸かせてくれた達さん。
自転車で世界を一周した人というので、どんなにゴッツイ人なのかと思ったら、予想に反して体育会系というよりも、お笑い系の方で、子どもたちにも大受けでしたね。
でも、やはりお話を伺うとスゴイ!!方でした。
 

お父様の仕事の関係でフランスに住んでいたこともあり、自転車も、世界も身近なものとして捉えられる環境ではあったようですが。。。
小学校の5年生の時に、早 世界一周の夢を持ち、社会人になってからも夢は捨てなかったのだそう。
小児麻痺を自ら克服して創業した「ミキハウス」の社長さんが、これまたスゴイ。
社員の中に一人ぐらいこんなヤツがいてもいいだろうと、後押ししてくれるのだ。
自転車で世界一周である、そりゃ〜もの凄い体験をしているのだが、強靱な意志でとか、ガッツで、根性でとかで乗り越えたという感じがしない。
ご本人の風体と同じく、ユラユラと乗り切ってしまう。
その幸運の奥には、達さん自身の謙虚さが見え隠れする。
旅を通して学んでいったこともあるのだが、その前にやはり達さんのご両親の育て方が、幸運の子どもに達さんを育てていったようだ。
本の題「やった。」はもちろん世界一周の成功を題して。
「ほった。」はその旅で、命を救ってもらったアフリカの村に本の印税で井戸を掘るという、ご恩返しの話。
世界中の写真をスライドで見せ、笑いを取りながらながら、さり気なく何処に行ってもやっていけるコツを子どもたちに、伝授。
子どもにとっても、大人にとっても、とても大事なことを教えて頂いた、有意義な時間だった。

投稿者 : 12:09 | トラックバック (0)

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