2008年05月09日

転校生

20080509gakkou.jpgヤヤのクラスに、連休明けから 女の子の転校生がやってきた。
「なんかね〜、あの子とは友達になれないような気がする〜。」とヤヤ。
エッ?!
ヤヤがそんなこと言うの 初めて聞いた。
今まで、お友達や先生を評価するようなことは、何があっても一度だって言ったことがない子だ。
クラスのお友達と、なんかねぇ〜と言っていたと言う。(女の子って。。。)
「転校生だからじゃないのかなぁ〜?
不安だと、怖い顔もするよ。
お母さんも、何回も転校したけど、始めは居心地悪かったなぁ〜。
でも、一番最初に声をかけてくれた子とは、ずーっと仲良しだったなぁ〜。」
ヤヤは、だま〜って聞いていた。
 

20080509hon.jpg「おかあさん、サーラちゃんと仲良くなったよ〜!!」と帰ってきた。
「何処に住んでるの?って聞いたら、ニコ〜ッってして、お話したの〜。イイ子だった〜。」
「それからね、授業で、さされた子が次ぎの人をさすんだけど、サーラちゃんがあたったから、先生が、まだ、名前が分からないはずだから、洋服の色であててもいいよって言ったの。
そしたら、(ヤヤさん!!)って言ったの。みんなが、スゲ〜〜〜〜!って(笑)
私の名前、一番に憶えてくれた〜〜!」
 
新聞に夜回り先生こと<水谷 修さん>のエッセイが時々掲載される。
子どもたちよ、と呼びかける水谷先生の真摯な言葉の一つ一つが、私の心を打つ。
以前に書かれていたことを思いだした。
新学期になると、今までの自分ではない自分になり、もの凄く頑張ってしまう子どもがいる。
友達を作ろうと急いてしまうのだ。
そしてつぶれてしまう。。。
水谷先生は、何人もそういう子どもたちを見てきたと。。。
 
だから子どもたちよ、ゆっくり自分のペースで、無理はしないこと。
まずは、日々学校に通いながら、先生やクラスの仲間たちの話をゆっくり聞いてごらん。
時にうなずき、時に哀しい顔で。ただし、毎日だれかに優しさを配りながら。
クラスや人のために何かをしながら。そして、待ってごらん。
必ず、君の周りに本当の優しさを持ったこころの友人が集まります。

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