2008年06月12日

もしも「余命6ヶ月」といわれたら?

20080612hon.jpg図書館から帰ろうとすると、新刊コーナーで私を呼ぶ本。
「もしも「余命6ヶ月」といわれたら?」という本だった。
この前、「最高の人生の見つけ方」という映画を見たばかりで、なんてタイムリーな。。。
実は、この映画を見た時に、ずーっと引っ掛かっていたことがある。
その答えが載っているかもしれないと、読み進めるとやはり有った!!
先の映画は、闘病中の方や、まさに同じ運命の方に勇気や希望を与える映画かもしれない。
それはそうなんだが、モーガン・フリーマン演じるカーターの妻の気持ちを考えると、どーも解せない!
「同病相憐れむは、分かるけど、残りすくない人生を何故 家族と過ごさないの?
家族の気持ちは?」
 

この本に載っているご主人、沢口さんもガンを告知された一人。
それを奥さん恵子さんには、可愛そうだと最後まで隠し通し逝ってしまう。
残された妻のために、何処に行ってもぼくはいるよと、全国を巡る記念写真のアルバムを残して。。。
恵子さんにしてみれば、青天の霹靂!新しい趣味でも始めたかと思っていたら、形見作りに励んでいたなんて!
がんで愛する人を失った家族に「何が一番の思い出ですか?」と聞くと「闘病生活の中で悲しみ、苦しみ、喜びをともにし、一緒に歩み続けたこと。」という答えが圧倒的に多いらしい。
残された家族は、自分への思いやりとは分かっていても、「愛する人が人生で一番辛い局面で、自分を必要としなかった」という傷が残り、立て直すのに時間がかかってしまうのだ。
結局は、それまでの家族との関わりが、問われるということなんだろうが。。。
自分が逝った後には、家族が次のステップに踏み出しやすいようにしてあげるべきではないだろうか?
家族とは?思いやりとは?と考えてしまった。
映画は、ははは、ジーンと見終わってしまえば良かったのだが、やはり気になっていたから、この本が手元にきたのだろう。
きれい事だけじゃないんだよとこの本は語っている。。。

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