2008年06月23日

◆五味太郎の続きです◆

20080623hon1.jpg「では、五味太郎さんです!!」と大拍手の後、ん?の間があって上段からの登場ではなく、フロアーからやってきた。
やっぱりね、らしいな〜。
最初から、五味太郎ペースで始まっていくが、きっと大笑いしている私たちを冷静に観察しているんでしょ、五味さん。
「みんな、絵本の話を聞きたいんじゃなくて、五味太郎を見たいんだよね。見たいならそっちがこっちにくればいいのにね。(笑)写真?いいよ、撮っても。」
プッ、これが五味さんの五味さんたる所以か。
2冊、子どものためでなく、完全に自分のために買ってきた。
「それぞれの情況」「日本語 擬態語辞典」
 
 

20080623hon2.jpg<五味太郎・フィールド・ノート>と副題がついている「それぞれの情況」という本は、五味さんの視点がよく分かって面白い。
決して、まっすぐにだけは見ていない。
人間や動物、物までも、じーーーーーーーっと観察。
五味さんはずるいなぁ〜と思う。
作家はその情況を言葉勝負なのだが、五味さんは絵が描けるので、絵力で自分の世界にグイッと引っ張り込んでしまう。
こう、セットでこられちゃ。。。参りました。(笑)
もう一冊は、擬態語を五味さんが絵と英語でも説明している「日本語擬態語辞典」。
これは、見つけるべくして見つけたっていう本。
擬態語は歌舞伎や茶道、てんぷらよりも、日本が世界に誇る文化で、欧米語の3〜5倍もあるんだそうだ。
10代の頃に英語の擬態語辞典を買うか買うまいか悩んで、買わなかったことを後悔していた。
だからこの本を見つけた時、ヤッタ〜〜〜〜〜〜!!って。(笑)
この本は、別に五味さんが書いてなくても買ったって言ったら怒るかな?五味さん(笑)。
でも、これは、買い得!!
五味太郎の絵で、日本語の面白さが百倍にもなっていて、ヤヤダダにも大受けだった。

投稿者 : 14:19 | トラックバック (0)

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