2008年09月08日

歴史教科書

200800908kyoukasho.jpgこの頃、学校で使われる教科書が、充実して置かれるようになったと思われる図書館。
かなりの数を置くようになった。
「学習指導要領」が2012年から新しくなるからだろうか?
ちょっと、見てみようかなと軽い気持ちでを、違う教科書会社から「中学生歴史の教科書」を、5冊借りてきてみた。
読み比べると、教科書会社によってというか、 編集者によって、視点がそれぞれだ。
たとえば、「極東国際軍事裁判」(東京裁判)を取り上げている教科書は5冊中2冊。
少し大人になってからお勉強すると、この裁判の「公平さへの疑問」というものにも気がつくのだが、教科書で正しく伝えているのは1冊。
名古屋の小さな映画館で、タロさんと実録の「東京裁判」を見たことがあったが、戦勝国が敗戦国を裁くだけではなく、被告の頭を叩いていたりと ?の裁判だったのを思いだす。
「第五福竜丸」は、世界の原水禁運動はここから始まっているのだが、これも外せないと思うのだが、載せているのは、5冊中3冊。
 

教科書とは、自国の歴史を自国の子どもたちに伝える使命があるのだが、どう伝えるかというのは、ほんとうに難しい。
読み比べて実感する。
「真実は一つ」そうだろうか?
当事者になってみれば、<独立運動>でも、統治国にすれば、<反乱>になるわけだし、視点を変えれば、真逆の書き方がある。
で、我が国の歴史の書き方を5冊比べると、「扶桑社」がまだいいんじゃない?と思ったのだが。。。
調べてみれば、この教科書えらく市民の反対運動を受けていたのだ。
戦争は決して、二度とくりかえしてはいけないのは、当たり前!
でも、今までの教科書はあまりにも自虐的に偏りすぎると思うんだけど。
子どもたちに、自分の国やひいおじいちゃんたちを、愛することが出来る教科書にして欲しい。
<エルトゥールル号>や<樋口季一郎と杉原千畝>のようなエピソードをもっと載せて、非常時にも良識を忘れなかった日本人が、たくさんいたことを、公平に教科書で伝えてもらいたい。
倫理の教科書ではない、歴史の教科書を正しく作ってもらいたい。
軽い気持ちで読んでいたのだが、読み比べるうちに居住まいを正さねばと思った。

投稿者 : 08:38 | トラックバック (0)

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