2008年09月10日

ふくろう模様の皿

200800910hon.jpgこの本は、一応 児童文学の区分には入っているが、どうなんだろ?
作者のアラン・ガーナーさんは、ウェールズの神話「マピノギオン」を土台にしてこの作品を仕上げている。
この「マピノギオン」を知っていないと???で、お手上げ!
こういう言わずもがなっていうのは、他国の私にとっては弱点。
ケルト音楽はイメージできても、ケルト神話?ウェールズの神話?
う〜〜〜ん、翻訳本を読むとこういうことは多々ある。
聖書もしっかり分かっているわけでもないし。。。
それは、そうと この本はファンタジーというよりホラー?
怖いんですけど。。。。
屋根裏部屋で見つかった、緑と金のラインで描かれた、花模様の埃にまみれた一山のお皿。
このお皿の模様が、ここで起こる、もしくは繰り返し起こった悲劇を象徴しているのだが。。。
題名の通り、この抽象画に見える花模様が、フクロウに見えると主人公のアリスンという少女が気がついてから、この不思議な話のスイッチが入っていくのだ。
 
 

200800910sara.jpgではでは、こわ〜い話なんだけど、お皿の絵が、本の見返しに描かれているので、コピーしてみた。
アリスンの言ってることがよく分からないので、タロさんに聞くと「ミミズクのこれが顔でしょ。こうすると体の部分だよね。」
お〜〜〜!!ほんとだ〜〜。
アリスンのセリフはこうです。
「それ抽象画じゃないわ。
からだの部分よ。その図案を皿からとって、つけあわせたら、完全なフクロウになるわ。
わたし、頭とからだの部分を紙にうつしとったのよ。
頭の部分を反対側にもっていくと、さかさまになるわよね。
それをからだの模様のてっぺん、つまりお皿のへりにあわせるの。
ほら、フクロウでしょ。 頭もつばさも、なにもかもそろってる。」
アリスンはそう言って、はさみで紙にうつした模様を切り抜きはじめた。
二つの部分を切り抜くと、こんどは、頭をからだの上部にはりつけ、ハの字にひらいている足をまげてたくしこみ、足の部分に反りをつけると、できたフクロウを、ロウソクたての端に立てかけた。
 
分かりました〜?

投稿者 : 16:58 | トラックバック (0)

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