2008年09月13日

ファンタジーが生まれるとき

200800913hon.jpgヤヤは、ジブリの「魔女の宅急便」が大好き。
このアニメで、魔女好きになったのかな〜?
その後、図書館で角野栄子さんの原作を見つけ、大喜びでシリーズ4冊アッと言う間に読んでしまった。
「絶対!本の方がいいよ〜!」とヤヤに勧められるが、なかなか手を出しそびれていた。
そしたら、タロさんがこんな本があったよって借りてきたのが、この本。
 <「魔女と宅急便」とわたし>という副題がついている。
角野栄子さんの自叙伝ですね。
こっちの方に食指が動き、一気読み。
わ〜〜!こんな人だったんだ〜、角野さん。
絶対、お友達になれる!
 

5才でお母様を亡くされた話から始まるのだが、この幼い時の体験は、ほんとうに辛かっただろうと想像に難くない。
大事な人が、突然目の前から消えてしまうという喪失感をこんな小さな頃から知っているなんて。。。
私も小さい頃、親元を離れていたから、この気持ちは良く分かる。
この気持ちは、大人になっても人と関わる時の、心の奥に隠れている点(ぼち)みたいなもの。
きっと、いい意味で角野さんの人となりを形作っているのでしょうね。
無謀なブラジル2年間の生活や、その後の世界旅行?の人との出会いの話も、ウンウンと頷きながら読んでしまった。
先日読んだ「トムは真夜中の庭で」の作者、フィリパ・ピアスさんとの話や、ブラジルのルイジンニョ少年との話、若いお母さん2人の話。。。
それから忘れちゃならないのが、トトロの五月やメイちゃんのお父様を彷彿させる、角野さんのお父様。
暖かい人に見守られ、暖かい人との出会いが子どもたちに夢を与える童話作家の道へと導かれていったのだろう。
紆余曲折有りの自叙伝プラス作品創作の裏話は子どもばかりか、大人にも十分楽しめる。
ほんとに、魔女に会いにルーマニアまで行ってくる話も、けっさく!
私も「魔女の宅急便」読んでみよっと!

投稿者 : 10:22 | トラックバック (0)

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